皆さん、こんにちは。群馬県邑楽郡大泉町の行政書士事務所、行政書士オフィスかわしまです。
今日は、アロマオイルについて記事を書いてみます。
当事務所では、化粧品製造販売業許可、化粧品製造業許可の取得のお手伝いを致します。お気軽にご相談下さい。
アロマオイルの効果について
皆さんがストレス解消したいなあ、リラックスしたいなあなんて場合に、アロマオイルご利用されていないでしょうか？アロマセラピーは、科学的な側面からも、色々な効能効果について研究されています。先ほど書いたリラックス効果も期待できると思います。香りは、私たちの精神的な面からも、肉体的な面からも、様々な作用を及ぼします。ただ、よい効果がある反面、悪い効果も現れる場合もあります。
人それぞれ、香りについて耐性は異なります。ある方にとって、よいと思われる香りが他の方には不快に感じられることもあります。香りに過敏に反応される方もいらっしゃるため、他の方の身体上のトラブルにつながる、何らかの事故につながる場合があるかもしれないと注意しておくことも必要と考えます。そして、個々の状況によっては、香りが好ましくないと取られる場合もあります。様々な場面に応じて使い分ける、あるいは、使わないといった判断をするのも大切でしょう。
アロマオイルは化粧品であるのか、ないのか？
さて、このお話にあげたアロマオイルですが、商品として考えた場合の区分は、化粧品でしょうか？
答えは、化粧品ではありません。アロマオイルは、雑貨の区分になります。化粧品は、身体に使用することを想定された製品です。一方、アロマオイルは、基本、直接身体に使用することは想定されていません。アロマオイルを水で薄めてマッサージの際にご利用されたりする場合もあると思いますが、アロマセラピー等で使用されるケースが多いでしょう。このように、使用用途を考えた場合、アロマオイルは雑貨の扱いになります。必要な許認可があるかないかを考えるうえで、この対象製品が雑貨であるのか、あるいは、雑貨であるのかが、肝になります。
ここで、化粧品の法律上の定義について記載します。
化粧品とは・・・（医薬品医療機器等法第2条第3項）
「化粧品とは、人の身体を清潔にし、美化し、魅力を増し、容貌を変え、又は皮膚若しくは毛髪を健やかに保つために、身体に塗擦、散布その他これらに類似する方法で使用されることが目的とされている物で、人体に対する作用が緩和なもの」をいいます。
例えば、化粧水・香水・口紅などだけでなく、石鹸・シャンプー・ハミガキなども化粧品です。
ただし、これらの使用目的のほかに、人又は動物の疾病の診断・治療又は予防、身体の構造又は機能に影響を及ぼすことを併せて目的としているものや医薬部外品に該当するものは、化粧品ではなく、医薬品や医薬部外品に該当します。
アロマオイルは、人の身体に使用することが想定されていないため、化粧品ではなく、雑貨の扱いになります。
アロマオイルの製造販売に、許可は必要になるのか？
それでは、雑貨扱いのアロマオイルは、販売する場合、製造する場合、輸入する場合、それぞれ、何かしらかの許認可は必要になるでしょうか？
答えは、許認可は必要ありません。雑貨（今回のケースではアロマオイルが該当）は、化粧品とは異なり、製造販売業許可、製造業許可なしで、販売することも、製造することも、輸入することもできます。
一方、化粧品の場合では、販売する場合、化粧品製造販売業許可、製造あるいは輸入する場合、化粧品製造業許可が必要となります。許認可を取得するには、取得の準備からそれなりの日数が必要になるので、今日に明日にと、簡単には化粧品ビジネスは始められません。
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アロマオイルには、このような必要となる許認可がないため、すぐに営業を開始できます。アロマオイルが雑貨区分で、取り扱いに必要となる許認可がない点は、商材の一つに検討するにあたり、ビジネス上、大変扱い易く、メリットが大きいと思います。
取扱製品の区分が雑貨であるのかどうか、見極めましょう
今回は、アロマオイルについて説明しておりますが、アロマオイルに限らず、何かしらかの商品を取り扱いをされる際は、その商品が化粧品にあたるのか、雑貨にあたるのか、見極める必要があります。この見極めを誤ると、化粧品として取り扱うべきものを、雑貨で扱ってしまい、薬機法違反なんてことになりかねません。反対に、雑貨区分の製品であるのに、許認可が必要と思い、販売開始を躊躇してしまったなんてことも起こりかねません。
これから取り扱う製品の区分が不明である場合等、当事務所にご相談頂ければ、調査、確認致します。お気軽にお問い合わせ下さい。
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