皆さん、こんにちは。群馬県邑楽郡大泉町の行政書士事務所 行政書士オフィスかわしまです。
当事務所では、産業廃棄物収集運搬業許可をはじめとした、産業廃棄物関連許認可の新規申請、更新申請の代行をしております。お気軽に当事務所にご相談下さい。
こちらの記事では、近年、とりわけ地方になりますが、見かけることが多くなった、スクラップヤードに関する内容を取り上げます。
一部の都道府県では、既に条例で、スクラップヤードを維持している事業者に対して、届出の義務を課しておりました。それが今後は、許可制に変わる方向です。現時点では、具体的にいつからとは言えないのですが、数年以内には許可制になる方向です。スクラップヤードを保有されている事業者様は、注意が必要です。
スクラップヤードとは?
こちらの記事で説明しているスクラップヤード、具体的にどんなものなのかご存じない方もいらっしゃるかもしれません。スクラップヤード(Scrapyard)とは、簡単に言うと「金属くずや廃車、廃棄物などを回収・解体・選別し、リサイクルに回すための集積場」のことです。
- スクラップヤードの主な役割について
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スクラップヤードは、ただのゴミ捨て場ではなく、資源循環(リサイクル)の重要な拠点としての役割を担っています。使用済みの金属・プラスチック物品を保管又は再生する事業場、スクラップヤードは限りある資源を再利用する上で、大変重要です。
- 回収と集積: 工場から出る金属の端材、建設現場の鉄筋、家庭から出た家電や廃車などを集めます。
- 解体と切断: 巨大な重機(ギロチンと呼ばれる切断機など)を使って、扱いやすいサイズに解体します。
- 選別: 磁石などを使って「鉄」「アルミ」「銅」「真鍮」といった具合に、素材ごとに細かく分類します。
- 出荷: 分別された素材は、製鋼メーカーなどの工場へ「再生資源(原料)」として売却されます。
- 扱われるものについて
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カテゴリ 具体的な内容 鉄スクラップ 建築資材、H鋼、トタン、プレスされたドラム缶など 非鉄金属 銅線(ピカ銅)、アルミホイール、ステンレス、真鍮(蛇口など) 廃車(解体車) 使用済み自動車。エンジンや部品を抜き取った後のボディなど 雑品 モーターや給湯器など、複数の金属が混ざっているもの - スクラップヤードの問題点について
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最近では環境意識の高まりから、スクラップヤードは「都市鉱山(廃棄物の中に眠る貴重な資源)」を支える施設として注目されています。
近年、一部のスクラップヤードにおいて、騒音、水質汚濁、火災等の生活環境保全上の支障が報告されています。こうした状況を是正し、良好な生活環境の保全と公正な競争環境の整備を行うことが必要となっています。
スクラップヤードの許可制について
先に記載しましたように、金属やプラスチックのスクラップを屋外で保管・処理する「ヤード」は、騒音や火災リスクの増加に伴い規制が強化されつつあります。そして、先日、数年以内に許可制への移行すること方針に決まりました。政府は廃棄物処理法を改正し、全国一律で許可を取得しなければ事業を行えない制度を導入する方針です。
- 国による一律許可制の導入
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- 目的: スクラップヤードの不適正な管理によって生じる周辺環境への悪影響(火災、騒音、油の流出など)を防止するためです。
- 対象: 金属やプラスチックの再生資源物を屋外で保管・処理する事業が対象となります。
- 法改正: 政府は2026年4月に廃棄物処理法の改正案を閣議決定し、施行に向けて猶予期間を設けたうえで許可制を導入します。
- 自治体独自の条例による先行規制
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国の一律規制に先行して、特定の自治体ではすでに条例による許可制が始まっています。
- 千葉県の例: 2024年4月から「特定再生資源屋外保管業」として許可制を導入しています。事業場ごとに県知事(または市長)の許可が必要です。周辺住民への説明会開催が義務付けられています。保管物の高さ制限や、火災・騒音対策義務が設けられています。
今後事業者が考えるべきことについて
スクラップヤードを事業所として維持されている事業者様、今後、許可制に移行するにあたり、以下の点を念頭に置いて事業を継続する必要があります。
- 新規許可: 今後は条件を満たさないヤードには営業許可が与えられず、事業を開始できなくなります。
- 既存事業: 条例施行前に運営していたヤードであっても、新たに許可を取得し直す必要があります。
- 古物商許可: スクラップヤードの維持とは離れますが、金属スクラップの取引を行う場合は、別途「古物商許可」も必要です。
お問合せ
当事務所では、今後のスクラップヤードの許可制について、注視して参ります。新しい情報が出ましたら、当ホームページで改めてご連絡させて頂きます。
尚、スクラップヤードについてお問合せ等ございましたら、以下のフォームからお気軽にご連絡ください。
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