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コールドプレス製法のせっけんについて説明します

皆さん、こんにちは。群馬県邑楽郡大泉町の行政書士事務所 行政書士オフィスかわしまです。

当事務所では、化粧品製造販売業許可、化粧品製造業許可の取得をお手伝いしております。また、取得してからの運営関するアドバイスも可能です。許認可を取ったはいいが、どのように運営すればよいのかといったお悩みをお持ちの方は、お気軽にご相談下さい。

こちらの記事では、知る人ぞ知る、コールドプレス製法のせっけんについて説明させて頂きます。コールドプレス石鹸とは、「コールドプロセス製法」で作られる石鹸のことです。原料となる油脂や素材に熱を加えず、低温でじっくりと時間をかけて熟成・乾燥させる昔ながらの製法が特徴です。こちらの記事をご覧になられたら、実際にご使用になられてもおもしろいかと思います。

目次

コールドプレス製法のせっけんとは?

コールドプレス製法(Cold Process)とは、熱を加えずに天然の油脂とアルカリ(苛性ソーダ)を反応させてせっけんを作る伝統的な製法です。化学反応によって油脂がけん化され、グリセリンを含むせっけんが自然に生成されます。この方法は、素材の栄養素や香りを壊さずに閉じ込めることができるため、肌にやさしく、環境にも配慮されたせっけんとして人気があります。

ただ、ネックとしては、大量生産に向かないため、製品単価は高い傾向にあります。購入側にとっては、大変ぜいたくな石鹸といえるかもしれません。とは言え、使い心地については、太鼓判を押せるかと。一度使用されれば、その使用感の虜になってしまうかもしれません。

せっけんのコールドプレス製法の基本原理について

コールドプレス製法は「けん化反応(saponification)」に基づいています。これは、油脂(植物油や動物性脂肪)と水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)を混ぜることで、脂肪酸ナトリウム(せっけん)とグリセリンが生成される化学反応です。

主な原料について:

  • 植物油脂:オリーブオイル、ココナッツオイル、パームオイル、シアバターなど
  • アルカリ剤:苛性ソーダ(NaOH)
  • 精製水
  • 香料・精油:ラベンダー、ティーツリー、ローズマリーなど
  • 色材・ハーブ:クレイ、スパイス、ドライハーブなど

●製造工程について:

レシピ設計

油脂の種類と割合を決定し、苛性ソーダの量を計算します。油脂ごとにけん化価が異なるため、正確な計算が必要です。

苛性ソーダ水の作成

精製水に苛性ソーダを加えて溶解します。このとき発熱するため、冷却が必要です。

油脂の準備

各種油脂を計量し、必要に応じて軽く温めて液状にします。

混合と撹拌

苛性ソーダ水と油脂を混ぜ、トレース(とろみが出る状態)になるまで撹拌します。ここで香料や色材を加えます。

型入れと保温

トレース状態になった生地を型に流し込み、保温してけん化反応を促進させます。

型出しと熟成

24〜48時間後に型から取り出し、切り分けて乾燥棚で約4〜6週間熟成させます。この熟成期間に水分が抜け、pHが安定し、肌にやさしいせっけんになります。

コールドプレス製法のメリットについて

コールドプレス製法は石鹸にとって、多くのメリットをもたらします。

  • グリセリンを保持  けん化反応で自然に生成されるグリセリンは保湿効果が高く、肌をしっとりと保ちます。
  • 熱による成分劣化がない  熱を加えないため、植物油に含まれるビタミンや抗酸化成分が壊れずに残ります。
  • 自由なデザインと香り  色材や精油、ハーブを自由に配合でき、見た目も香りも個性的なせっけんが作れます。
  • 環境にやさしい  合成界面活性剤や防腐剤を使用しないため、排水による環境負荷が少ないです。

何事も、メリットがあれば、デメリットがあるものです・・・。コールドプレス製法のせっけんのデメリットも説明します。

⚠注意点とデメリット
  • 苛性ソーダの取り扱い  強アルカリ性の苛性ソーダは危険物であり、取り扱いには十分な注意が必要です。
  • 熟成期間が長い  完成までに数週間かかるため、即時販売や使用ができません。
  • 保存性に限界  防腐剤を使用しないため、湿気や高温に弱く、保存には工夫が必要です。

一般のいわゆる市販品石鹸と手作りのコールドプレス石鹸の違いについて

市販のせっけんの多くは「ホットプロセス」や「機械練り製法」で作られており、製造効率や保存性に優れていますが、グリセリンが除去されていたり、合成成分が含まれていることもあります。一方、コールドプレス製法の手作りせっけんは、素材の良さを最大限に活かし、肌へのやさしさを重視した製品です。

コールドプレス製法のせっけんについて

コールドプレス製法のせっけんは、販売しているお店が限られているのが実情です。一般の市販石鹸が販売されている、ドラッグストアやホームセンターなどでは、あまり見かけません。製造に手間がかかることもあり、大量生産を中心で経営しているような会社様では、手を出しにくいジャンルのせっけんといえます。中小の会社様が自社で、コールドプレスせっけんを製造し、オンラインショップ等を活用して、販売しているケースが多いようです。

※せっけんを製造し、製造販売するには、「化粧品製造業許可」、「化粧品製造販売業許可」が必要となります。この分野への参入をご検討されている場合は、お気軽に当事務所にご相談下さい。出来る限りのアドバイスをさせて頂きます。

エシカル・サステナブルな選択ということで

近年、環境意識や肌への安全性を重視する消費者が増え、コールドプレス製法のせっけんは「エシカル消費」や「ゼロウェイスト」の観点からも注目されています。パッケージも紙や再生素材を使うなど、持続可能なライフスタイルに寄与する製品として支持されています。

コールドプレス製法のせっけんは、素材の力を最大限に活かし、肌にも環境にもやさしい製品です。手間と時間はかかりますが、その分、使う人の肌質や好みに合わせたオリジナルのせっけんが作れる魅力があります。自然派志向の方や敏感肌の方、サステナブルな暮らしを目指す方にとって、理想的な選択肢となります。これを機会に、一度お試しされてみてはいかがでしょうか?

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コールドプレス製法のせっけんを製造する、製造販売する場合には、「化粧品製造業許可」、「化粧品製造販売業許可」が必要になる可能性があります。自社で判断が難しい場合など、当事務所にお気軽にご相談下さい。また、許認可取得についてのお問い合わせも大歓迎です。お問い合わせは以下のフォームからお願いします。

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